ヒグマ対処法

知床半島は、ヒグマが高密度に生息する地域です。もちろんサイクリング中にも遭遇することがあります。ヒグマに遭遇したからといって、ただちに危険な事態になるわけではありませんが、運が悪ければヒグマに襲われるかもしれません。サイクリングされる方は、下記の点に注意して自然を楽しんで下さい。(ちなみに、知床ではサイクリストがヒグマに追いかけられたことはありますが、「襲われた」という事例は、今のところありません。)

1.ヒグマは臆病な動物です。

大抵のヒグマは人間のことを警戒しております。人間の接近に気が付くと、ほとんどの場合はヒグマが逃げます。ヒグマに人間の接近を知らせるには鈴などの音を出すことが有効とされていますが、人慣れしてしまったヒグマには鈴の音が効きません。自転車はチェーン音やブレーキ音など、ヒグマにとっては耳慣れない音が出ますので、ある程度の熊よけの効果はあると思います。風の強い日は音が聞こえにくいので要注意です。

2.ヒグマは時速50km以上で走ります。

万が一、ヒグマが攻撃モードになって追いかけてきた場合は、下り坂でも逃げ切れないかもしれません。もしヒグマに出会っても、攻撃モードにさせないことが重要です。おとなしくしているヒグマが突然攻撃してくることもあります。特に、子熊が近くにいる場合や、エサを食べている最中などは危険です。絶対に近づかないで下さい。近くで写真を撮るのも厳禁です。また、むやみに声を出して威嚇するのも危険です。静かに相手の様子を観察し、少しずつ距離を取るようにしましょう。「安全距離」はありませんが、100m以上は離れた方がいいと思います。

3.カーブの先に熊が!

坂道をスピードを出して下っているときに、カーブの先にヒグマがいるということも考えられます。ヒグマは突然現れた自転車に対してビックリして、攻撃してくるかもしれません。遭遇するのがヒグマでなくても、エゾシカや停車中の車かもしれません。先の見えないカーブを曲がるときには、「先に何かいるかも」と思いながら、余裕を持って回避できるスピードで走行しましょう。

知床財団の「ヒグマ対処法」もぜひ参考にして下さい!
http://center.shiretoko.or.jp/shiretoko/faq/